BELSってなに?エコハウス?
- 2017.07.27
先日弊社が参加しているHEAD研究会のBELSのセミナーに行ってきました。
BELSとは「建築物省エネルギー性能表示制度」
(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)のことです。
国土交通省では、このBELSという評価制度を普及させる意向です。
BELSとはあまり聞きなれない言葉だと思います。
設計の人たちは皆知っているようですが、
不動産関係の人達はほとんど知りません。
実際私がこの言葉を耳にしたのは約1ヶ月前でした。
省エネルギー性能を客観的に評価するということで、
平たく言うと、『どれだけ光熱費をかけずにエコに気持ち良く生活できる家かどうか』ということ。
この評価を受けるためには費用がかかります。
また、良い評価を受けるために改築やリノベーションをしなくてはなりません。
(今なら補助金制度もあるようです)
賃貸でいえば、高い評価を取っている部屋は光熱費が安くつくし、
環境にも優しい部屋ということで、優先的に選んでもらえる可能性があります。
ただし、賃料は少し高くなるかもしれません。
家やマンションを買う場合でも少々高くても買う人はいるはずです。
例えば、プリウスなどハイブリッドカーなどガソリンをあまり使わないので、
価格が高くてもとても人気がありますよね。
それと同じことが起きるのではとリクルートのSUUMOの編集長の池本洋一さんは
おっしゃっていました。
今の問題はそれを一般消費者にどうやって伝えるか、
今は星いくつの表示ですが、それでは良くわからないので、
光熱費が何パーセント下がるとか表現した方がいいのではという議論もあります。
なぜこれがいいのか質問された時に不動産の営業の人が
説明しやすくしないと普及はしていきません。
では、不動産業界はそれを受け入れるかという議論のところで
セミナーの時間切れとなってしまいました。
高い評価がある部屋は高く売れるけれど、
買い手としてはそんなエコな家なくても安く買って、
自分で住みやすいようにリノベーションしたいという人もいると思います。
選択肢が増えることはいいことだと思いますが、みなさまいかがでしょうか?
2050年には、BELSの評価が点かない住宅は取り壊すことになる(!?)という
話も出ていました。
強制的に取り壊す!って、乱暴な!!
でも、2050年・・・う~ん・・・だいぶ先だけど、、、、
今から勉強しておいた方がよさそうです。
もっと知りたい方は是非弊社にご連絡を!!!
三浦