ドイツにお住まいだった方のお話
- 2017.07.01
弊社が管理しているお部屋にお住まいの方のところに所用で訪問しました。
本当にちょっとした用事だったので、書類をお渡しして、帰ろうとしたら、
「部屋をご覧になりますか?」とおっしゃるのです。
「ん?」とちょっと怪訝な顔をした私を見て、
「今までドイツに住んでいたのですが、ドイツではオーナーさんが1年に1度、
アポイントなしで来られて、部屋をチェックするのよ」と。
「え、そんなに突然いらして、何をチェックするんですか?」、と私、まだ怪訝そうに、、、(笑)
「ドイツは硬水なので、カルキが排水溝などにこびりついて、
排水管が詰まってしまうリスクがあるの。だから、ちゃんと掃除をしているか、
浴室などがカルキで真っ白になっていないかをチェックをするのよ」とのこと。
なんでも、鍾乳洞のようになるらしいのです。(笑)
そのほかにもちゃんと部屋を掃除しているかをチェックするのだそうです。
日本では、オーナーさんや私達管理会社がトラブルも何もないのに
部屋に入ることはしませんが、例えばそういうことがあれば、
入居者の方から、不具合や暮らしやすさなどを聞く良い機会になるかもしれないと
思いました。入居者の方からも、我慢できるくらいの不具合なら
わざわざ電話してまで言わなくてもいいかなと思われる方も多いですので。
その時は、丁重にお断りしてお部屋はみませんでしたが、
年に一度は入居されている方に、不具合などを積極的にお聞きして、
早めに修理すれば、いつまでもお部屋も建物も気持ちよくお使いいただけるかな。
今はそこまではやっていないので、会社に提案をしようと思いました。
三浦