不動産の豆知識『原状回復・・・トラブルを未然に防ぐには』
- 2017.05.12
今日は、第9回「賃貸マンションの契約・入居のポイント」
『原状回復・・・トラブルを未然に防ぐには』をお届け致します。
前回までは、物件の申込みから契約・入居まで
節目ごとに大切なポイントを一通りお話し致しました。
今回はお部屋を退去するときのお話しです。
賃貸マンションで生活するときに、
皆様が一番気を付けていることは何でしょうか?
多分、お部屋をなるべく汚さないように生活する
・・・ということではないでしょうか?
お部屋の汚れ具合で、預けた敷金の 返金額が変わってしまうから、
極力お部屋は綺麗に使うという方も 多いでしょうね。
退去の際には、お部屋を「借りたときの状態に戻す(原状回復)」
をして貸主に返還することになりますが、
ここで貸主・借主が敷金返還を めぐってトラブルになるケースが非常に多いです。
しかし、以前ご紹介した「賃貸住宅紛争防止条例に基づく 説明書」と
前回ご紹介した「現況確認書」によって、
原状回復に おけるトラブルを未然に防ぐことができるのです。
上記の書類のやり取りは、賃貸借契約締結時の前後に行われますので、
やはり、「賃貸借契約のとき」が大切ですね!!
(営業:榎本)
【ご参考】
※「賃貸住宅紛争防止条例に基づく説明書」について
退去時の原状回復・敷金精算でトラブルになるケースが 非常に多いことから、
東京都独自の条例ができました。
簡単に言ってしまうと、皆様がお部屋をお借りになって普通に生活を していれば、
退去時にクロスやカーペットの張替えなどを負担することは 原則ないですよ
・・・という内容です。
ただ、特約として「退去時の貸主指定業者による室内クリーニング」 を
設けている貸主がほとんどです。
※「現況確認書」について
「現況確認書」とは、お借りになったお部屋にもともとあった キズや汚れ等を
予めオーナーに知っておいてもらうために作成する 書類です。
キズや汚れの写真があればなお良しです。