【2021年8月号】MonthlyReport
◇成約物件の賃料別状況
15~19万円:8件(約22.8%)
20~29万円:9件(約25.7%)
30~39万円:14件(約40.0%)
40~49万円:1件(約2.9%)
50~59万円:1件(約2.9%)
60~69万円:1件(約2.9%)
70~79万円:0件(0%)
80万円以上:1件(約2.9%)
◇7月末時点での申込件数:21件
◇7月末時点での成約件数:35件
◇成約物件の平均坪単価:14,832円
最高坪単価:19,991円
最低坪単価:9,523円
◇成約物件の平均賃料:302,543円
最高賃料:800,000円
◇2021年8月1日時点での募集物件数:143件
※7/1~7/31分 15万円以上の物件での統計
MarktersMemo
7月のマーケットは全体的に動きが悪くなっています。
その中で、賃料40万円以上の物件が4件しか成約になっていません。
30万円台の成約数は前月の5件から14件に増加していますが、そのうち35万円までが10件となります。
つまり全成約件数35件の内35万円までが27件となり、全体の77%を占めています。
したがって高額物件は動いていないということが言えます。
また、番町エリアの物件で3LDKの物件が空室になり、すぐに成約になるだろうと思っていましたが、なかなか成約になりません。成約になるどころか、ご内覧のお客様もほとんどいません。
これは、賃料設定に問題があるのかもしれませんが、時期が悪い事が重なっているのかもしれません。
30度以上の夏日が続いているうえに緊急事態宣言、感染者数も過去最大となる中、オリンピックも開催され、外出は控えなければならないし、物件探しをするような気になれないのかもしれませんね。
マーケットの動きが悪いことはアットホームのデータからも言えます。
千代田区全体のアットホームへの反響数が前年同月比3割減となっています。
申込件数も21件と少なく、8月の成約も少なくなるかもしれません。
さて、話は変わりますが、現在、ほとんどの大手不動産会社では、お客様ご自身がWeb上で入居申込みをするシステムが導入されています。
そのシステムでは私達も貸主(大手不動産会社)とオンラインでのやり取りになります。
物件担当者との直接交渉はなくなってしまいました。
人と人との関わり合いが不要になりつつあり、なんだか寒々とした時代がやってきそうな気がして、とても切ない思いがしています。
(文責:黒岩)