【2023年7月号】MonthlyReport
◆番町麹町エリア賃貸物件マーケットデータ
(※6/1~6/30分 20万円以上の物件での統計)
6月末時点での 成約件数: 33件 申込件数: 21件
成約物件の平均賃料: 370,758円
最高坪単価: 21,754円 最低坪単価: 9,568円
成約物件の平均坪単価: 16,702 円
7月1日時点での募集物件数: 110件
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◆弊社管理物件データ (6/1~6/30)
管理物件総戸数 187件 稼働率 95.72%
クレーム対応 設備不具合による対応
食洗機交換 1件 照明器具交換 1件 換気システム 1件
更新時における賃料アップ 0件
◆弊社新規賃貸募集物件情報
名称:ザ・サンメゾン二番町エルド 2LDK 千代田区
名称:平河町リリエンハイム 2LDK 千代田区
名称:デザイナーズステージア向島百花園 1K 墨田区
MarktersMemo
今月の坪単価1000万円越えの終了物件は、ザ・パークハウス・グラン三番町(@1170万円/坪)とパークコート千代田富士見ザ・タワー(1600万円/坪)です。
特にパークコート千代田富士見ザ・タワーは、竣工時の平均坪単価が600万円でしたので、1000万円上がったこととなります。
30坪なら3億円の値上がりですね。
9年前の竣工した時、今の値上がりを誰が予測できたでしょうか。
当時でも、とても高い物件で有名でしたが、今となっては、安い買い物だったのですね。
私も買っとけばよかったと今さらながら思います。
(文責:橋本)
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◆番町麹町エリア売買物件マーケットデータ(6/1~6/30)
新規募集件数 40 件
条件変更件数 17 件
成約件数 35 件(内オーナーチェンジ13 件)
成約平均坪単価: 581.0万円
成約最高価格: 3億5800万円
成約最低価格: 1400万円
仲介の現場から
6月の賃貸成約件数は33件と、問合せや内見数は上昇傾向にあるものの、マーケットとしてはかなり落ち着いた数字となりました。
その原因となっているのは、売買物件に劣らず、賃貸物件の賃料も上昇しているからです。
直近3カ月の平均坪単価は、17,417円となっており、2022年の同じ時期と比べると、1,220円も高くなっております。
また、先日オーナー様から直接預かっているお部屋の内見立会いに行ったのですが、その際に業者の方からこの賃料安いですねと言われました。
弊社で査定させて頂き、募集坪単価は18,000円弱。
決して安くはなく、マーケットに合わせた金額です。
私達は査定する際に坪単価で考えますが、その業者は部屋の大きさよりも間取りの良さから、募集賃料が安いと感じられたのかもしれません。 (文責:元島)
管理のアレやコレや
先月、弊社管理物件の貸主へ「適格請求書発行事業者登録制度」についてアンケートを致しました。
いわゆる今年10月から施行される『インボイス制度』(消費税の仕入税額控除を受けるための新たな方式)についてのアンケートです。
簡単に申し上げると、貸主がテナント(入居者)から受け取った消費税を納税すべき課税業者なのか、それとも納税しない免税業者どちらの立場なのかをお聞きしました。
インボイス制度により、インボイス(適格請求書)の発行・保存をしなければテナント(入居者)が仕入税額控除を受けられなくなります。
所有物件を事務所として賃貸している場合、貸主が免税業者(法人でも個人でもかまいません)の場合で、テナントが課税業者の場合、自分たちが貸主に支払った消費税が納税されないわけですから、テナントが支払った消費税分が仕入税額控除を受けられず、テナントが費用負担をしなければならなくなります。
しかし、インボイス制度開始後、免税業者など適格請求書発行事業者以外から行った課税仕入れについては、制度実施後3年間は仕入税額相当額の80%、その後の3年間は仕入税額相当額の50%を控除可能とする経過措置が設けられています。(2029年10月1日からは全額が控除不可)
住居として貸している場合は非課税ですが、駐車場を貸している場合は課税対象となる場合がありますので注意が必要となります。詳しくはお付き合いのある会計士にご相談下さい。
(文責:清水)
社長のひとこと
売買のところで記した、パークコート千代田富士見ザ・タワーのようなタワーマンションの相続税評価について、今月驚くべきニュースが新聞紙面を飾り、業界では話題となっています。
既にご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、相場の6掛けで評価される可能性があるそうです。
この評価方法ですと、相続税は相当な金額になる物件が多く出てくるそうです。
年末に具体案が出てくるそうですが、オーナー様にとっては悩みの種となりますね。
弊社でも、数ある中で、買い替えるべき物件を税理士に精査していただく方も出てきました。
そんな意味では、税理士の手腕が問われるタイミングですね。
弊社の顧問には、田中譲税理士先生がおり、相続税対策のスペシャリストです。
田中先生曰く、相続税対策は、やりっぱなしではなく、常に資産および相続人の環境と税務の方向性の確認作業が必要となり、その都度決断していくことが必要となるとおっしゃいます。
皆様の資産も、どのようにすべきかを見極めるタイミングですね。
(文責:橋本)