【2017年9月号】MonthlyReport

◇賃料別状況

15～19万円：１６件（約34.8％）

20～29万円：１１件（約23.9％）

30～39万円：６件（約13.0％）

40～49万円：５件（約10.9％）

50～59万円：２件（約4.3％）

60～69万円：２件（約4.3％）

70～79万円：２件（約4.3％）

80万円以上：２件（約4.3％）

 

◇８月末時点での申込件数：26件

◇８月末時点での成約件数：46件

◇成約物件の平均坪単価：14,4729円

最高坪単価：21,387円

最低坪単価：10,329円

◇成約物件の平均賃料：340,813円

最高賃料：1,100,000円

 

◇９月５日時点での募集物件数：132件

※15万円以上の物件での統計

MarktersMemo

８月の不動産賃貸状況は例年通りの閑散期。全体的に件数は減少する結果に。とはいえ、各社から聞こえたのは「今年の（８月の）動きは比較的良い方」という声。実際に、過去３年間の成約件数をみると、８月の平均成約数は４１件。たしかに、過去と比べると動きは若干だが好調だった様子。

最も件数の多い賃料帯は、１５～１９万円台（34.8％）。件数・賃料帯共にスケールダウンしていました。平均坪単価も下がったものの、１万４千円台に留まったのは、坪単価の高い高額物件の成約数が増加したことが要因の一つと考えられます。60万円以上の物件に着目してみると、成約数は７月の３件から、６件と倍の増加を見せていました。

間取りは、１LDKが２５件から１３件と半減した一方、２LDKは１１件から１９件と１.７倍の件数に。秋に向け、ファミリータイプの伸びが見込める予感。

社長のひとこと

「不動産賃貸、夏の陣。攻めるは外資系金融？」 不動産賃貸の閑散期、夏。この時期はどんな層が動きやすいのでしょうか。繁忙期の３月頃は、各企業で異動辞令が出やすい時期。一方で、夏に辞令が出る業界も少なくありません。特に、番町麹町界隈のように高額帯物件が建ち並ぶエリアでは、この時期は外資系金融機関勤務の方の動きがあるような印象を受けます。国外の方が日本に赴任する、もしくは海外勤務だった日本の方が国内転勤となった際、９月の着任に向けた準備が始められ、その準備期がちょうど７,８月。夏の間に一時帰国（来日）し、物件を探す動きが見受けられます。